占いで決めないほうがいいこと。相談先が別にある問題
注意点 /
このサイトは占いを否定していません。ただ、占いで決めないほうがいい問題があります。
それは占いが劣っているからではなく、もっと適した相談先があるからです。この記事では、その線引きと、実際の窓口を書きます。
占いに向いていること
まず、向いていることから。
- 迷っていることの整理(自分がどう思っているかを言葉にする)
- 決めかねている選択肢を眺め直す
- 落ち込んでいるときに、話を聞いてもらう
- 自分の傾向を知る(命・卜・相のうち「命」の占術)
共通しているのは、答えが自分の中にあって、それを外に出す作業だという点です。
占い師に話しているうちに「自分はこうしたかったんだ」と気づく。この使い方は、お金を払う価値があります。
占いでは代わりにならないこと
一方で、外部に事実や制度があって、専門家が判断する問題があります。
| 問題 | なぜ占いでは決められないか | 相談先 |
|---|---|---|
| 体の不調 | 検査しないとわからない | 医療機関 |
| 気分の落ち込みが続く | 状態の見立てに専門の判断が要る | 医療機関・こころの相談窓口 |
| 借金が返せない | 制度(債務整理など)で対応する話 | 法テラス・消費生活センター |
| 契約でもめている | 法律と契約書の中身で決まる | 消費生活センター(188) |
| 離婚・相続・親権 | 法律の手続きが必要 | 弁護士・法テラス |
| 職場のハラスメント | 事実の記録と制度で対応する | 労働局・労働基準監督署 |
これらを占いで「大丈夫」と言われても、状況は変わりません。
逆に、「今は動かないほうがいい」と言われて動かなかった結果、時効や申立ての期限を過ぎてしまうことがあります。期限がある問題は、これが一番こわいところです。
「他人を動かすこと」を頼むのは、別の話
「あの人の気持ちを変えてほしい」「復縁させてほしい」という依頼は、占い(見立て)ではなく依頼された結果を約束する話になります。
ここで注意してほしいのは、追加の費用が発生する形になりやすいという点です。
- 特別な祈祷、お祓い、浄化
- 専用のお守り、ブレスレット
- 「強い力を持つ先生」への引き継ぎ
「今のままだと良くないので、別途これが必要」という流れが出てきたら、いったん切ってください。
国民生活センターに寄せられている相談でも、「鑑定を最後まで受けないと不幸になる」と引き止められる手口が記録されています。不安を作ってから追加を勧めるのは、同じ構造です。
依存しはじめているサイン
自分では気づきにくいので、確認できる形にしておきます。
次に当てはまるなら、いったん止まってください。
- 決めごとのたびに占いを使うようになった(服・食事・連絡するかどうか)
- 同じ質問を、違う占い師に何度も聞いている
- 使った金額を、家族や友人に言えない
- 「当たらなかった」ときに、当たる人を探し始めた
- 生活費や貯金に手をつけている
- 占ってもらわないと落ち着かない
2番目が特に重要です。 同じ質問を繰り返すのは、卜(タロットなど偶然を使う占術)では意味がありません。引き直せば違う結果が出るのは当たり前だからです。
それでも探し続けてしまうのは、答えが欲しいのではなく、安心が欲しい状態になっているためです。この状態では、いくら使っても終わりません。
使う前に決めておくこと
- 月にいくらまで使うかを決める(時間ではなく金額で)
- 決めた額を超えたら、その月は使わない
- 期限のある問題は、先に専門の窓口に相談する
- 追加の費用を勧められたら、その場で決めない
3が抜けやすいところです。占いに相談してから専門家に行く、の順だと、期限に間に合わないことがあります。 順番を逆にしてください。
相談できる窓口
すべて公的機関、またはそれに準じる窓口です。このサイトは紹介料を受け取っていません。
お金・契約・消費者トラブル
消費者ホットライン 188(局番なし・いやや)
最寄りの消費生活センターにつながり、専門の相談員が対応します。高額な請求を受けた場合の助言も受けられます。
こころの不調・つらさ
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 お住まいの都道府県の相談窓口につながります。曜日と時間は地域によって異なります。
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・通話料無料) どんな悩みでも受け付ける窓口です。IP電話からは 050-3655-0279。
#いのちSOS 0120-061-338(24時間・通話料無料)
いのちの電話 0120-783-556(毎日16時〜21時/毎月10日は8時から翌8時まで・通話料無料)
法律の問題
法テラス(日本司法支援センター)で、法的なトラブルの相談窓口を案内してもらえます。収入が一定以下の場合、無料の法律相談を受けられる制度があります。
このサイトの立場
占いを使うなと言っているのではありません。
言いたいのは、問題の種類によって行き先が違うということだけです。
体調が悪いなら医療機関へ、契約でもめているなら188へ、気持ちの整理をしたいなら占いでもいい。それぞれに向いた場所があります。
このサイトが比較しているのは、使う前に公式サイトで確認できる料金と条件だけです。鑑定の中身は評価していません。
この記事は公開されている公的資料をもとに整理したものであり、医学的・法的な助言ではありません。個別の問題については上記の窓口にご相談ください。